
最近は、映画はDVDで十分という者や、映画館の設備やプログラムに特徴がないと思っているやからが多い。何を言ってやがる! 探す気さえあれば、プログラムに工夫を凝らす、設備の充実に力を入れる、ユニークなサービスをするなど、個性的な試みを行っている映画館がすぐ見つかるっちゅうのに。「やっぱり映画は映画館で見たい」と思えるような映画館を映画通オヤジが確信を持って紹介していく。 (文 = 田中雄二)


vol.19 浅草中映劇場/浅草名画座
かつて娯楽のメッカと呼ばれた浅草。東京スカイツリーの開業を記念して浅草の映画館のともし火を守り続ける「浅草中映劇場」と「浅草名画座」を“豪華2本立て”で紹介する。


vol.18 早稲田松竹
ユニークな組み合わせの2本立て上映と入場当日は何度でも出入り可という自由さが評判の名画座。古き良き映画館の面影を残す外観ときれいな場内というギャップも楽しい。


vol.17 角川シネマ有楽町
角川映画が運営するミニシアターが一周年を迎えた。邦画、洋画を問わず、大人の観客の観賞に堪え得る良質の作品を上映。話題の新作はもちろん旧作の特集上映も。


vol.16 岩波ホール
世界の埋もれた名作映画の発掘、上映を目指して「エキプ・ド・シネマ」(フランス語で“映画の仲間”の意)を発足。今日も世界中の隠れた名作を上映中。


vol.15 有楽町スバル座
紆余曲折を経ながら今年開館65周年を迎えた老舗映画館。階段にもじゅうたんを敷き詰め、場内を赤で統一した昔ながらのゆったりとした造りに驚く若者も多い。


vol.14 Bunkamura ル・シネマ
長らく渋谷のミニシアター群をけん引してきた「Bunkamura ル・シネマ」。およそ5カ月の休館を経て、いよいよ12月23日にリニューアルオープンする。


vol.13 シネマヴェーラ渋谷
若者の街であり映画館のメッカでもある渋谷に誕生したミニシアター風の名画座。ジャンルを問わず、新旧古今東西の映画を上映し続けている。


vol.12 シネスイッチ銀座
名画座から個性あふれるミニシアターへと華麗に変身。モットーは“女性に優しい映画館”。「一人で来ても安心して入れる」という女性客も多い。


vol.11 銀座シネパトス
個性的な新作上映館と名画座を併設。名物となったトークショーには原田芳雄や梶芽衣子も来場した。目指すは“映画ファンの憩いの場”だ。


vol.10 ラピュタ阿佐ヶ谷
48席の“ミニミニシアター”は、さまざまな冒険ができるのが強み。メルヘンチックな外観とは裏腹に、日活ロマンポルノを上映する気骨を持つ。


vol.09 吉祥寺バウスシアター
シネコンの先駆け、多目的ホール、そして爆音映画祭…。いくつもの顔を持ちながら、目指す目標はただ一つ。それは地域密着型の“街の映画館”になることだ。


vol.08 飯田橋ギンレイホール
1974年オープンの老舗名画座だが、ノスタルジックな旧作上映だけでは終わらない。ここは“将来の名画を発掘する”という名画座の新たな形を提案しているのだ。


vol.07 シネマート六本木
オープン以来、とことんアジア映画にこだわって上映。情報発信基地の役割も担い、今では韓流ファンにとっての“聖地”とも呼ぶべき場所になった。


vol.06 東京国立近代美術館フィルムセンター
わが国唯一の国立映画機関のモットーは、未来への財産として映画を残すこと。観賞料金はなんと一回500円。お上もたまには粋な計らいをしてくれる。


vol.05 神保町シアター
オープンから4年目を迎え、「お客さまに“次の企画は何?”と言わせたい」が目標に。特集を組む企画力、そして珍しい映画を探して集める行動力に脱帽させられる。


vol.04 キネカ大森
都内初のシネマコンプレックスとして誕生以来26年。12月から名画の2本立て上映をレギュラー化。3人の女性スタッフを中心に、今、新たな名画座としてスタートする。


vol.03 池袋 新文芸坐
名画座の老舗を引き継いで10年。新たな名画座を目指しながら、名画座魂も忘れない。盛りだくさんの企画で「観客の人生にちょっとした印象を刻み込みたい!」…


vol.01 シネマブルースタジオ
レッドカーペットの階段を上り、ドアを開けると、スタジオ仕様の空間が目の前に広がる。ヨーロッパや日本の名作を中心にしたプログラムが1000円均一というのもうれしい。
